本当に賢いの？

最近は、「賢く部屋を借りよう」などとネットや不動産雑誌でルームシェアを取り上げているのを見ます。

文京区で５万円の予算で探しても木造の古アパートしか出てきませんが、同様の予算の人が３人集まれば１５万円、綺麗で管理のいい３ＤＫや３ＬＤＫが借りれます。


では、貸す側はどう見るかというと。

あかの他人が３人で一緒に住む、「若いっていいな～」と応援する気持ちではありません。
まず、すべての責任を取る人（＝契約者）を一人立ててもらいます。
その契約者に対して、上記物件であれば１５万円の家賃が払えるかの審査をします。
（目安として、１５万円の部屋を借りる場合、年収５００～６００万円は必要とされます）

「３人で仲良く住む」から「年収が５００万超ある１人の部屋に、毎月５万円を払って居候する２人」に意識変更が必要になります。
もちろん、年収が足りなくて審査が通らない場合もありますし、そんなに稼いでたら一人で住むわ！って人もいます。

また、１人が出て行った（田舎に帰る、結婚同棲など）場合には、２人で７万５千円を払わないといけませんし、その出て行く人が契約者だったとしたら、仲良く３人でお得に住む生活は破たんします。

不動産雑誌とかは不動産会社からの広告収入で発行しているはずなのに、このようなリスクは書かずに誰も得をしない記事を書きます。
弊社でもルームシェア可の物件はありますが、審査厳しいですよ～。

ルームシェアにはご注意を。